マッチングアプリで2回目のデートがない男に共通する3つの致命傷
霧崎アカネ
プロフを直す話を何本か書いてきた。冒頭2行が大事だとか、自称ワードを消せとか、3秒で判断されているとか。全部本当だ。
ただし、プロフを直しても2回目がない男がいる。
知っている。この記事を書いている人間がそうだったからだ。
4アプリ・8マッチ・7人と会って、結婚は1人
使ったアプリはomiai、pairs、tapple、withの4つ。マッチしたのは合計8人。実際に会ったのは7人。結婚したのは最後の1人だけだった。
マッチ数は多くない。ただ、プロフで弾かれたわけではない。会えてはいた。問題はその先にあった。
7人と会って、2回目に繋がったのは最後の1人だけ。毎回、デートの翌日に送るLINEがどこか業務連絡のようになり、やり取りはそのまま自然消滅した。
プロフは足切りを超えていた。写真も複数枚用意していた。メッセージも返ってきていた。それでも、会ってからが続かなかった。
致命傷1: メッセージの自分と、目の前の自分が違う
メッセージでは饒舌だった。相手の趣味に合わせてテンポよく返し、話題を広げ、デートの約束まで持っていく。文面だけ見れば、会話が上手い男に見えたはずだ。
実際に会うと、空気が変わる。
文字で組み立てた「会話が上手い自分」は、目の前に座ると消える。考えてから返せるメッセージと、間を埋めなければならない対面の会話は、まったく別の技術だった。
相手からすれば、メッセージで会った人間と、目の前にいる人間が一致しない。期待値を自分で上げて、自分で裏切っている。これが最初の致命傷だった。
致命傷2: 会話がインタビューになっている
沈黙が怖いから、質問する。
「休日は何してるんですか」「好きな食べ物は」「旅行はどこに行きました?」。相手が答える。また質問する。相手が答える。
これは会話ではない。インタビューだ。
聞いている側は「盛り上がっている」と錯覚する。相手の情報が次々に入ってくるからだ。しかし相手の側から見れば、「聞かれた→答えた」の一方通行でしかない。自分は何も開示していない。相手だけが情報を差し出し続けている。
この一方通行に、聞いている本人だけが気づいていない。
致命傷3: 「次」を渡さずにデートを終えている
「今日はありがとうございました。また行きましょう」。
この一文でデートを終える男は多い。自分もそうだった。
「また行きましょう」は社交辞令だ。言った本人も、いつ・どこに・何をしに行くのか、何も考えていない。相手にもそれが伝わっている。
2回目が生まれるのは、「次」の理由が相手に渡ったときだけだ。デート中の会話で出てきた店、相手が気になると言っていた映画、「今度行ってみたいですね」と具体名が出た場所。デート中に、次に繋がる具体的な1つを渡す。それがなければ、デートは1回で完結する。
「楽しかった」だけでは、2回目の理由にならない。
6回連続で2回目がなかった自分が、最後に何を変えたか
6回連続で2回目がなかった自分が、最後の1人に会ったときに何が変わったのか。
振り返ってみると、致命傷1と2は「直した」というより「相手の前で出なかった」のほうが正確だ。最後に会った相手との間では、メッセージの温度と対面の温度がたまたま近かった。質問攻めにしなくても沈黙が怖くなかった。相性という言葉で片付けたくはないが、全員に対して同じ自分が出るわけではない、というのは事実だった。
ただし3だけは、意識して変えた。デートの終盤に「次」を1つ渡した。それが2回目に繋がった唯一の違いだった。
今日やること
2回目がない状態を変えるために、全部を同時に直す必要はない。1つだけやる。
- 直近のデートで、自分が何回連続で質問したか思い出す。3回以上続いていたなら、会話ではなくインタビューになっていた
- デートの最後に「具体的な次の提案」をしたか確認する。「また行きましょう」しか言っていないなら、次回は会話の中で出た場所や店を1つだけ拾って提案する
- メッセージの自分とデートの自分に差がないか、1つだけ確認する。差があるなら、メッセージのテンションを実物に寄せる。盛るのではなく、揃える
全部をいきなり変えようとするな。まず3から始めろ。一番即効性がある。
プロフは入口だ
プロフは足切りである。超えなければ会えない。だから直す価値はある。
ただし、足切りを超えた先で詰んでいるなら、プロフを何度書き直しても状況は変わらない。この記事を書いている人間がそうだった。量産型寄りのプロフで8人とマッチした。プロフの出来は十分ではなかったが、足切りは超えていた。本当に詰んでいたのは、その先だった。
もし、まだマッチすらしていないなら。プロフが足切りラインを超えていない可能性がある。先にそこを直したほうがいい。
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入口を超えているか確認してから、その先の話に進め。