マッチングアプリで女性が一瞬で萎える自称ワード7選 ― 「優しい」と書いた時点で左スワイプ

霧崎アカネ

「性格は優しいとよく言われます」

攻略サイトのお手本プロフを10本診断にかけたとき、このフレーズが4本に入っていた。お手本がそもそも地雷なのだから、コピーした男のプロフはもっとひどい。

「優しい」と書いて何が悪いのか。本当に優しい人は「優しい」と書かない。これは直感的に分かるはずだ。本当に面白い人は自分で「面白い」と言わない。自分で言うということは、他に証明する手段がないと宣言しているのと同じだ。

女性が「優しい」を見た時の翻訳はこうだ。「この人、他にアピールすることないんだな」。長所のアピールではなく、引き出しのなさの告白として受け取られている。

自称ワード地雷リスト7選

「優しい」だけではない。以下の7つは全て同じ構造で信用されない。

1. 優しい — 引き出しのなさの告白。

2. 誠実 — 誠実さは行動で判断するもの。自分で言う人ほど信用されない。

3. 真面目 — 女性の翻訳:「つまらない人なのかな」。真面目さは会えば分かる。プロフで書くと堅物の印象だけが残る。

4. 一途 — 女性の翻訳:「重そう」。一途は美徳だが、出会う前から宣言されると圧が強い。

5. 裏表がない — 女性の翻訳:「空気が読めないのかな」。これも自分で言うことではない。

6. 聞き上手 — 女性の翻訳:「自分から話す中身がないのかな」。聞き上手は会話で自然に出るもの。プロフで宣言した瞬間、話題の引き出しがない予防線に見える。

7. 天然 — 女性の翻訳:「計算してる?」。天然は他人から指摘されるもの。自称した瞬間に作り物になる。

共通点は1つ。全て「他人が評価するべきこと」を自分で言っている。

自称の代わりに何を書くか

行動で見せる。これに尽きる。

Before(自称)

性格は優しいとよく言われます。聞き上手な方だと思います。

After(行動で見せる)

友達の引っ越しを手伝ったら、なぜか解体作業が楽しくなって3件連続で呼ばれた。多分そういう性格。

後者は「優しい」を一度も使っていないのに、人柄が伝わる。「解体作業が楽しい」という意外性があるから記憶にも残る。

もう1つ。

Before

誠実に向き合いたいです。真剣に出会いを探しています。

After

約束の時間に遅れたことがほぼない(遅れそうになると走る方)。待ち合わせには10分前にいるタイプ。

「誠実」と書かずに誠実さが伝わっている。具体的な行動だから嘘っぽくない。

「よく〇〇と言われます」問題

自称ワードの亜種として多いのが「よく〇〇と言われます」構文。

  • 「よく優しいと言われます」
  • 「よく面白いと言われます」
  • 「よく年齢より若く見られます」

「自分で言ってるわけじゃないですよ、人に言われたんですよ」という予防線に見えるのが問題だ。言い訳がましい。

「優しいと言われます」は「優しいです」と同義。予防線を張っている分、自信のなさが加算される。書くなら予防線なしで行動を書く。エピソードがあれば「言われました」は不要。

自称を消したあとにプロフがスカスカになる場合

自称ワードを全部削除すると、プロフが一気にスカスカになる人がいる。それは自称以外の素材がないということであり、むしろそれが問題の本質だ。

やるべきことは3つ。

  1. 自分の行動を3つ書き出す — 「先週やったこと」「先月で一番楽しかったこと」「最近人に褒められたこと」
  2. 一番「自分っぽい」ものを選ぶ — 他の人があまりやらなそうなこと。それがプロフの素材になる
  3. 五感の描写を1つ入れる — 「料理が好き」ではなく「生姜を刻む時の香りが好きで、休日はだいたい何か作ってる」

これだけで「優しいと言われます」よりも100倍その人の人柄が伝わる。

自分のプロフに何個入っているか、数えてみろ

7選以外にも「ポジティブ」「行動力がある」「向上心がある」など、自称ワードのバリエーションは多い。書いた本人には「良く見える」のが自然だから、自分で気づくのは難しい。

自分で気づけない。だから診断がある。


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