tappleのプロフィール、Pairsと同じ書き方をしている男は全員ズレている

霧崎アカネ

tappleのプロフィールを、Pairsと同じ感覚で書いている男がいる。

それ、アプリの設計思想を無視している。

Pairsは検索型だ。条件で絞り込んで、プロフを読んで、「いいね」を送る。tappleはカード型だ。写真が表示されて、「いいかも」か「イマイチ」かを直感で判断する。プロフの読まれ方がそもそも違う。

同じ文面を両方に貼っている時点で、どちらかのアプリではズレている。たいていtappleの方がズレている。

tappleとPairsの構造的な違い

Pairsでは検索結果から気になる相手をタップして、プロフを読み込んでから判断する。プロフの文字量と情報密度が勝負になる。

tappleでは「趣味タグ」でマッチング候補が絞られ、カード形式で写真と冒頭が表示される。スワイプの判断はPairsよりさらに速い。写真と冒頭のインパクトがPairs以上に重要で、長文の自己紹介は読まれにくい。

もう1つ大きな違いがある。tappleのユーザー層はPairsよりカジュアル寄りだ。「まずは気軽に会いたい」という温度感の人が多い。Pairsで有効な「真剣に探しています」「結婚を見据えた出会いを」というトーンは、tappleでは重く映る。

アプリが違えば、プロフの最適解も変わる。

tappleの趣味タグ:プロフの半分はここで決まる

tappleの最大の特徴は「趣味タグ」だ。「おしゃれ好き」「映画好き」「グルメ」「アウトドア」など、タグを選んでプロフに表示する。相手はこのタグで共通点を判断する。

Pairsのコミュニティと似ているが、tappleの趣味タグのほうがマッチングへの影響が大きい。tappleの「おでかけ機能」は共通の趣味タグをベースにしているし、相手のカードが表示される際にも趣味タグの一致度が影響する。

ここで犯す間違いは2つ。

間違い1:タグを1〜2個しか設定していない。 タグが少ないと、マッチング候補として表示される機会そのものが減る。tappleの仕組み上、共通タグが多いほど表示されやすくなる。

間違い2:タグと自己紹介文が無関係。 「グルメ」タグを付けているのに、自己紹介文に食の話が一切ない。タグだけ付けて中身がないと、「とりあえず付けただけ」に見える。

やるべきことは明確だ。タグは自分が本当に好きなものを幅広く設定し、自己紹介文でその中から1〜2個を掘り下げる。タグが入口、自己紹介文が裏付け。この連動が信頼感を作る。

tappleの自己紹介文:短く、軽く、具体的に

Pairsでは自己紹介文の文字量がある程度必要だ。検索してタップして読み込む構造だから、情報量が武器になる。

tappleでは逆だ。長文は読まれない。カードをスワイプする速度で判断されるから、自己紹介文は短く刺す必要がある。

目安は200〜300文字。Pairsの半分以下でいい。

Pairsなら有効だが、tappleではズレる文面

はじめまして。都内でWebエンジニアをしています。仕事はやりがいがあって楽しいですが、職場に出会いがなく、真剣にお相手を探したくてアプリを始めました。趣味は映画鑑賞とカフェ巡りで、休日は友達と出かけることも多いです。お互いの時間を大切にしながら、ゆっくり関係を築いていけたらと思っています。よろしくお願いします。

tappleでこの文面は重い。「真剣にお相手を探したくて」「ゆっくり関係を築いていけたら」というトーンがtappleのカジュアルな空気と合っていない。

tappleに最適化した文面

三軒茶屋のスパイスカレー屋を開拓するのが最近のブーム。辛さ限界突破メニューに毎回挑んで毎回後悔している。映画は邦画多め、最近は濱口竜介監督にハマり中。渋谷か下北あたりでご飯行ける人だとうれしい。

短い。軽い。でも固有名詞が4つ入っている(三軒茶屋、濱口竜介、渋谷、下北沢)。趣味タグの「グルメ」「映画好き」と自己紹介文が一致している。tappleのカジュアルな空気に合ったトーンで、具体的な提案(渋谷か下北でご飯)まで入っている。

tappleの「おでかけ機能」を意識したプロフの書き方

tappleには「おでかけ機能」がある。「焼肉に行きたい」「カフェ巡りしたい」「映画観に行きたい」など、やりたいことベースでマッチングできる。

この機能を使う女性は「具体的に何かしたい」という意思があってプランを立てている。つまり、プロフに「一緒に〇〇したい」系の具体的な行動が書いてある男の方が刺さる。

刺さらない書き方

休日はのんびり過ごしています。インドア派ですが、出かけるのも好きです。

刺さる書き方

次の週末は恵比寿のガーデンプレイスで写真展をやってるらしいから行きたい。そのあと近くのビストロでワインを飲む、みたいな休日が理想。

後者は「おでかけ」のイメージが具体的に浮かぶ。一緒に行ったらどうなるか、相手が想像できる。

tappleでやりがちなNG:Pairsとの兼用コピペ

tappleでよく見る失敗パターンは、Pairsと全く同じプロフをそのまま貼ること。

具体的に何がズレるか。

トーンが重い。 Pairsの「結婚を見据えて真剣に」はtappleでは重い。tappleは「まず会ってみよう」の空気だ。最初から結婚の話を出す必要はない。

文字量が多い。 Pairsで有効な400〜500文字の自己紹介文は、tappleでは長すぎる。読まれない文字を書いても意味がない。

コミュニティの話をしている。 「Pairsのコミュニティで〇〇に入っています」と書いてある人がたまにいる。tappleにコミュニティはない。別アプリの機能に言及している時点で、コピペがバレている。

アプリごとにプロフは分けろ。手間だが、これをやるだけで競合から抜け出せる。

今日やること

tappleのプロフを今日直すなら、この順番でやる。

  1. 趣味タグを確認する。3個以下なら、本当に好きなものを追加して最低5個は設定する
  2. 自己紹介文の文字数を確認する。400文字を超えていたら、200〜300文字に削る。削るときは「はじめまして」「よろしくお願いします」から消す
  3. 自己紹介文に固有名詞が1つもなければ、先週行った場所か、最近観た映画のタイトルを1つ入れる
  4. Pairsと同じ文面を貼っていないか確認する。同じなら、トーンを軽くして短くする

まず2からやれ。長いプロフを短くするだけで、tappleでの読まれ方が変わる。


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tappleのプロフがPairsのコピペになっていないか、10秒で確認できる。

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