Pairsのプロフィールで「いいね」が来ない男は、構造を間違えている ― 冒頭・本文・写真の三点整合
霧崎アカネ
Pairsのプロフィールを攻略サイトの例文どおりに書いて、「いいね」が来ない。
その例文、他の男も全員コピーしている。
Pairsは国内最大級のマッチングアプリだ。ユーザー数が多い分、プロフの競争密度も高い。「はじめまして。都内で営業をしています」で始まるプロフが何万本も並んでいる中で、自分のプロフだけ読まれると思うのは楽観が過ぎる。
Pairsのプロフが読まれる構造を理解する
Pairsのプロフが表示される場面は大きく2つある。
1つ目は検索結果の一覧。ここではメイン写真と冒頭の1行しか見えない。この段階で「タップして全文を読む」か「スワイプして次へ行く」かが決まる。
2つ目はプロフ全文の画面。タップされた後に、自己紹介文・コミュニティ・基本情報・写真が一気に表示される。ここで「いいね」を押すか、戻るかが決まる。
つまりPairsのプロフには2段階の足切りがある。冒頭で引っかけて、全文で決めさせる。どちらか一方でも死んでいたら「いいね」は来ない。
冒頭2行:Pairsで最も読まれるのはここだけ
一覧画面で見える冒頭は、Pairsでは約40文字。この40文字で足切りを超えなければ、後半に何を書いても無意味だ。
死亡する冒頭の典型。
はじめまして!都内でIT関係の仕事をしています。プロフィールを見ていただきありがとうございます!
情報量ゼロ。年齢も職業もPairsの基本情報欄に既に表示されている。冒頭で繰り返す意味がない。
冒頭に置くべきはエピソードだ。
Before
はじめまして!趣味は料理と旅行です。休日はカフェ巡りをしています。
After
先週末、清澄白河のロースタリーで飲んだケニアが完全に好みだった。豆を買って帰って自宅で再現したら、だいたい同じ味が出せた。
後者は「カフェ巡りと料理」を一度も書いていないのに、趣味が2つ伝わっている。固有名詞(清澄白河、ケニア)が入っているから、この人にしか書けないプロフになっている。
自己紹介文の構造:Pairsでは「真ん中」で差がつく
Pairsの自己紹介文は全文表示される。冒頭を超えた読者は、ここを上から下まで読む。
量産型プロフの構造は決まっている。
- 挨拶
- 職業
- 趣味(箇条書き)
- 性格(自称)
- 締め(「気軽にいいねください」)
この構造でプロフを埋めると、全員が同じになる。変えるべきは真ん中の「趣味」と「性格」だ。
趣味は動詞で書く。 名詞の羅列(映画、旅行、カフェ巡り)は量産型の原因。動詞に変えるだけで情報量が変わる。
Before
趣味は映画鑑賞と料理です。
After
休日は朝からNetflixを流しながら、冷蔵庫にあるもので適当にパスタを作るのがルーティンになっている。先週はカルボナーラに柚子胡椒を入れたら想像以上に合った。
性格は行動で見せる。 「優しいと言われます」は自称ワードだ。自分で言っても信用されない。代わりに行動を書く。
Before
周りからは穏やかだとよく言われます。聞き上手な方だと思います。
After
友人の相談に乗っていたら気づいたらファミレスで4時間経っていた、ということが定期的にある。ドリンクバーの元は取っている。
Pairsの「コミュニティ」は量で勝負しない
Pairsにはコミュニティ機能がある。「映画好き」「カフェ好き」「旅行好き」などのタグに参加できる。
ここで犯す間違いは「とにかく数を増やす」ことだ。コミュニティを30個も40個も登録すると、何が好きなのか分からない人になる。プロフの文面で書いたこととコミュニティの内容がバラバラだと、「適当に登録しただけだな」と見抜かれる。
やるべきは逆だ。プロフの自己紹介文に書いた内容と一致するコミュニティだけに絞る。自己紹介文で「映画」について具体的に書いたなら、コミュニティも「映画好き」に入る。自己紹介文で触れていないコミュニティは外す。
プロフの文面とコミュニティの整合性が、信頼感を作る。
写真とプロフの整合性:Pairsで見落とされている致命傷
Pairsでは写真が最大10枚登録できる。プロフの文面より先に、写真で第一印象が決まる。
問題は、写真とプロフの人物像が一致していない男が多いことだ。
プロフに「アウトドアが好きで休日は山に登っています」と書いているのに、写真が全部室内の自撮り。「料理が好き」と書いているのに、料理の写真が1枚もない。文面と写真が一致しないと、「本当か?」と思われる。
逆に、プロフに書いた趣味の写真が1枚でもあると説得力が跳ね上がる。「清澄白河でコーヒーを飲んだ」とプロフに書いて、サブ写真にカフェの写真が1枚あれば、それだけで「この人は本当にやってるんだな」と伝わる。
写真とプロフの整合性を合わせるだけで、「いいね」の率は変わる。
Pairsで絶対にやるな:NGワード
Pairsのプロフでよく見るNGワードを3つ挙げる。
「友達に勧められて始めました」 — アプリを使っていることへの言い訳だ。相手も同じアプリを使っている。言い訳は不要。
「真剣に探しています」 — Pairsのユーザーは基本的に真剣交際目的が多い。わざわざ書くと、他のアプリで遊んでいたことの裏返しに見える。
「普通のサラリーマンですが」 — 「普通」という予防線を張った瞬間に、「期待しないでください」と宣言しているのと同じだ。
今日やること
Pairsのプロフを全面改修する必要はない。今日変えるのは1箇所だけでいい。
- プロフの冒頭2行を確認する。「はじめまして」「ご覧いただき」で始まっていたら、先週やったことを1つ、固有名詞を入れて書き替える
- コミュニティの数を確認する。20個以上入っているなら、プロフの文面と一致するものだけに絞る
- メイン写真とプロフの趣味が矛盾していないか確認する
まず1だけやれ。それだけで一覧画面での生存率が変わる。
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Pairsのプロフが足切りを超えているか、10秒で分かる。